イシューからはじめよ!に関わる以下のようなtweetをしました。
数年前から実践中なのは、以下の2点が僕の思想・思考と同期するからなのか…
ダメなイシューの条件とは何か?
①スタンスが曖昧
②常識的すぎる
①に関しては、僕は一貫して物事には“白黒つける”ことにしている。これは僕が25歳くらいの頃からハッキリしたこと。今、思い返すともっと早い時期からそうだったような(笑)他者とは相いれないことも結構多いけど、この本読んで「それでいいんだ」と改めて納得した次第。
②に関しては、もともと常識には疎い人間だったけど、それがいい、それでいいと考えて生きてきた。例えば、会社が倒れるのは、皆が同じ方向歯科向いていないからだと考えて、何かの時には僕が支えるんだなどと大それたことを考えていた時期もある。日本で有数のマーケターである神田昌典氏の『非常識の成功法則』を読んだ時に納得したし、そうあるべきだと強く感じた。
と言うことで、今日は簡単に「イシューとは何か?」について解説しようと思う。
なかなか仕事に時間がかかったり、仕事の問題を見つけられなかったり、問題解決に至らなかったりする人は必見ですよ!
⓪イシューからはじめよ!とはどういう意味なのか?
「与えられた問題を解く力より、何を問題にするのかを見極める力」のこと!
例えば、テストで100点を取る力より、どのテストに取り組むかを見極める力の方が100倍大事ということです。
換言すれば、「課題の設定こそ、最優先事項である!」
だから、イシューとは「テーマとなる問い≒課題」のような意味になる。
イシュー≒課題を設定することは、僕も仕事の現場であるいは思考の中でこれまで用いてきた。だから、この大切さを理解しているし、イシューを理解することで、仕事の成果に間違いなくつながることも実感している!
だから、イシューを知らない人は、まずこのことばを知ることからはじめよう!そして、少しずつで良いのイシューはとても大切!絶対知っておくべきことのひとつ!だと理解し、実践に結び付けて欲しいと思います。
①イシューとは何か?
イシューが構築できる人は、短い時間で圧倒的な成果を生み出すできる人間のこと!
だから、できる人間にになりたい人は、必ずこのイシューを理解し、問いを立てる人にならなければいけません。
と言うことで、イシューとは「テーマとなる問い」のことです。
具体的には、前提としての「アウトプット(成果)」は「イシュー(テーマとなる問い)」とそれに対する「答え」を掛け合わせたものです。換言すれば、どの問題に取り組むべきかを「見極める力」とその問題や課題に対してこれ以上ない「答えを用意する力」、この2つの力の掛け合わせで「仕事の成果」は決定すると言っても過言ではありません。
イシュー度=どれだけ良いイシュー(課題)を設定するかどうか!
答えの質(クオリティ)=仕事の質
この2つの組み合わせで、私たちの仕事のパフォーマンスの高さが決まる!
巷のビジ本は、答えの質を高めようとする内容が多いが、安宅氏はバッサリ否定する。
そもそもの良いイシュー(課題)の設定を間違えていたら、どれだけ答えの質や数を極めてもまったく意味がない。答えの質にだけ注目していると、それは考えもなく走り回った挙句、体力だけを失う結果になる。安宅氏は、このことを「犬の道」として否定している。生産性を高めようと思ったら、絶対に進んではいけない道だと断言している。
つまり、デキる人側に回りたければ、私たちが最も注目すべきは「イシュー」であり、どれだけ的確な「テーマとなる問い」を設定できるかという点に掛かっている。
②具体的にはどんなこと?
例えば、僕はリハビリテーション養成校の教員です。上司から「年々、学科の志願者が減少している…どうにかしてくれ!」こんな無茶ぶりに対しても大切になるのが「イシュー」=「テーマとなる課題の設定」です。
ここでやってしまいがちなこと…「学院のブランドをどうにかしないと…」と短絡的に思考してしまうこと。このように思考してしまうと「ブランドイメージをどのようにリニューアルしていくべきか」というイシューを設定してしまう。これは間違ったイシューです。このブランドイメージに「新しさ」を加えるために、「高校生ウケ」をするようなブランドにリニューアルしていこう!とか…このような答えを出していくことはダメなイシューです。
これは、さらっと聞くとどこの学校でも起こりそうなことだが、これこそが「落とし穴」です。仮に、今のイシューとそれに対する答えの通り、高校生ウケするタレントを起用したり、見た目が派手な感じにしたりして、しかも運よくヒットするCMが出来上がったとしても、そもそもイシューが間違っていると根本的な解決にはつながらないのです。
着目すべきは、その学院と言うブランドの志願者が激減している要因はどこにあるのか?という点です。この点を十分に検討してあるのであればOKですが、志願者の減少は、本当に高校生にウケるCMを作ることで伸びていくのか?
そもそもの大学入試における高校生市場の規模は、どのように変化しているのか?
上司が「ここ数年の志願者は大きく減少していて壊滅的だ」として、それがもし高校生の人数全体として壊滅的だったとしたら、どのようなテコ入れをしようが志願者を回復することはできないのかも知れない。
だから、確かに上司が「ブランドをもっと高校生にウケるようにしてみて!」と言う意味で指示してきたとしても、僕がやるべきことは、この学院ブランドで志願者が減少してきている本当の原因を突き止めることであり、その上で必要であれば、上司が考えていたものとは「別のイシュー」を提示すること、これができると仕事のパフォーマンスが格段に上がり、志願者の減少を食い止める可能性は大きくなる!
③別のイシューとは?
ここでは仮想世界としての例えばの話しで展開しているが、例えば、別のイシューを提示するのであれば、前述した高校生ウケにCMを作るのではなく、今後高校生の受験決定に影響を与える「保護者」に受け入れられる内容にするにはどうすればいいか?というイシューにするのはどうだろう。もっと言えば、思い切って、もっと受験の可能性を拡大する可能性を持つ「進路指導の先生」に協力にアピールしていくべきか等、まだまだ無限に別のイシューを設定できる可能性は残されているようですね。
例えばの話しで恐縮だが、イシューの設定の仕方によって、私たちが出す答えや次のアクションは、まったく違うものになるということを理解しておく必要があるだろう。
「イシュー」の基礎的な内容と「イシュー」に対する僕の思いを例えばの話しを使って話してみました。ただ、イシューを理解することで物事の本質をつかむことができるようになったことは事実です。だから、他者の古い思考や曖昧なスタンス、そしていわゆる常識とは相いれない状況に陥ってしまうことも多々あります。しかし、ここは少しずつ啓発しながら乗り越えていくしかないかなと考えています。僕の経験では、約1年くらいかかりますが、それでも変えることができるし、変わることを実感してもらえるのは有り難いことです。
今日も最後まで読んでいただき、どうも有り難うございました。
話しの内容があなたにとって有益であれば、ますます嬉しいです。
内容的には積み残しがたくさんあるので、別の機会に書かせてもらいます。
それでは、また。Ciao☆彡