【社会】『雇用の未来』の共著者マイケル・A・オズボーン 氏が描く『スキルの未来』

昨夜、『スキルの未来』に関するtweetをしました。

オズボーン教授は、2017年に『スキルの未来』という論文を発表しました。この論文の中で「2030の雇用市場で必要とされるスキル」について言及しランク付けしています。それが、こちら↓


これはアメリカ版のスキルランクです。トップ10の多くがAIを正しく機能させるために、人間が補う必要のあるスキルだそうです。
※1位の「Learning Strategies(学習戦略)」については後日書きますね!

2013年には、日本はもとより、世界に衝撃を与える論文『雇用の未来~コンピューター化によって仕事は失われるのか~』を発表し、コンピューターによる自動化が進むことで、20年後の将来には47%の仕事がなくなると言及しています。

この論文は「なくなる可能性が高い」という予測であり、即失業ということではなかったと思いますが、各業界に衝撃を与えましたよね!少しの時間は、みんな真剣に対応策を考えていたけれど…いつの間にか元の木阿弥
人間はやっぱり楽な方に…元々の経験ある方にしか流れないのかなぁ…

また、オズボーン教授は、「モデル」にも言及してる!2018年には、日本発「バーチャルモデル imma」が、インスタグラム上に、モデルやインスタグラマーに代わる新たなインフルエンサーとして誕生し、SNS世代の若者たちには受け入れられている様子を各インタビューで語ったりもしている。

オズボーン教授によると、immaのようなバーチャルモデルに限らず、私たち人間がやらなくてもいいことをAIが代替するようになるのだそう
なるほど、Google Carなんかもそうだよね…自動運転車ができればTAXI業界は吹っ飛ぶよね…まあ、今でも日本は路上に溢れててもっと整理した方がよさそうなんだけど!

教授は、”AIができないことを人間が補う。そのためのスキルが必要”だと言及する!

AIによって、人間が行なう作業そのものが大きく変わる可能性がありそうですね!
私たちは人間は、スキルを身に着けるための準備が必要だということですね!

また、以下のように言及しています。

学ぶべきことは職業ごとに違ってきます。また、職業の中でも今まで何をしてきたかこれから何をしたいかによっても習得すべきスキルは変わります。だからといって、全ての職業でAIやテクノロジーの専門知識が必要というわけではありません。2030年では直接だろうが、間接だろうが必ずAIによってもたらされた変化の影響を受けます。そこでAIをツールとして使いこなしたり、AIによって起こった変化に対応したりできればよいのです”

AIと人間はいかに共存できるかが、未来の鍵だったりするのかな…

さまざまな世界で、現在の仕事がAIに取って代わられると危惧する声が聞こえますが、教授が言うようにしっかり「準備」して「スキル」を身に着け、個人個人がスキル武装することで生き残っていけるのではないかと考えることができます。

対人との仕事はAIにはまだまだ難しいのでは…と考えている間に、あっと言う間にイノベーションが起こってしまわないように準備を怠らないようにしたいものです

今日は『スキルの未来』についての情報をお伝えしました。
危機感を煽るのではなく、あなたの未来にとって有益な情報であればと思います。
最後まで読んでくださり、どうも有り難うございました。

【参考書籍】
・茂木健一郎:人工知能に負けない脳(日本実業出版社 )2015
・水野操:あと20年でなくなる50の仕事(青春出版社 )2015
・堀江貴文、落合陽一:10年後の仕事図鑑(SBクリエイティブ )2018
・落合陽一:2030年の世界地図帳(SBクリエイティブ )2019
・安宅和人:シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成(NewsPicksパブリッシング )2020

投稿者: コージーニ先生

リハビリテーションセラピストです。現在までに約15万人の患者、その家族及び学生と保護者とかかわりを持ってきました。その経験から患者とその家族&子どもたちと学生たちとの人生に寄り添って感じたこと、学んだことの中から「過去の僕」に知っておいてほしいコト&「未来のみんな」に伝えたいことを呟きます。 著作や詳しい活動履歴はこちら→ https://kojini'sblog.com/about

コメントを残す

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。