先日、以下のようなtweetをしました。
そして、昨日は「前編」としてBLOGを書かせていただきました。
今日は、「後編」として「記録」から昨日のつづきを書いていきますね!
昨日の復習として「ポモドーロ・テクニックの5段階」は以下の通りの構成でした。
①計画(Planning)
②追跡(Tracking)
③記録(Recording)
④処理(Processing)
⑤言語化(Visualizing)
これら5つの段階の構成要素は、それぞれ「何を(What)」「いつ(When)」「なぜ(Why)」の項目で定義されていましたよね。
と言うことで、ここからはじめていきます!
③記録(Recording)
「記録」とは、ずばりことばそのまま、日々の観察でわかったことをまとめることであり、まとめるために1日の終わりに必ずやることのひとつです。他に、「処理」と「視覚化」がありますが、この後説明します。
僕のやり方的には、1日の終わりには必ず「振り返り」をすることかな!ひとつのタスクを完了するのに要した「ポモドーロ数」をまとめています。もちろん、内容については簡単にまとめるけど、やった内容に関しては「日付」「タイトル」をみればすぐに思い出せるので、あまりきちんとはやってないのが正直なところ…それよりも、始めたころと現在の「差異」…ここでは、ひとつのタスクを終了するのに要する「時間=ポモドーロ数」を気にしてます!ここで大事なのは、個人的スキルがアップしているかかな!
この後は、「④処理(Processing)」と「⑤視覚化(Visualizing)」と続くんだけど、原文には改めて項目立てた「節」はありません。
④処理(Processing)
「処理」も生データを情報に変換するために、1日の終わりに必ずやることのひとつです。何事もデータをとして持っているだけ、蓄積しているだけでは意味がありませんよね!そのため、毎日大切な情報となるように“解釈”していくことが必要です。そのときにも、「何のため」に情報化するのか」を考えないといけません。それは、今後も続くタスクを今よりも効率的に実行するためであることは間違いありません。
⑤視覚化(Visualizing)
「視覚化」とは、タスクから得られた情報をスキルの向上につながるように理解を促進し、「改善」への道筋を明確化させるフォーマットであり、そのフォーマットで情報を示すために、1日の終わりに必ずやることのひとつです。
「記録」や「処理」から見出されるプロセス改善のための自己観察と意思決定を視覚化することにより、次のタスクの効率化を図ることが期待できますよね!1日や1週間での平均ポモドーロ数を計算することで、5段階のうちの何が役立つか、あるいは省けるものはないかなどを判定し、次へのステップとすることが可能となります。
例えば、本書の43ページには以下のような説明が書かれている。
例えば、図9(このBLOGでは③記録の図)でnameは「音楽の学び方」という記事の執筆と推敲、凝縮に合計10ポモドーロを費やしている。これは多すぎるように思える。nameは、9ポモドーロ以下で同じ成果を達成したいと思うだろう。そうすれば、差分のポモドーロを他の作業に宛てられる。
フランチェスコ・シリロ、2019
「次の記事はクオリティを維持しつつ労力はこれほどかけずに書きたい。どうすればいいか。どこを省けるか。本当に役立ったのはどの作業か。もっと効率を高めるために、どう組み直せるか」(43ページより)。
何事もそうだと思うが、「時間管理」や「仕事管理」においては、効率的な仕事をするためにもこのような「振り返り」や「フィードバック」はとても重要なことですね。
だからこそ、「5段階」の③記録から⑤視覚化までのプロセスは、「改善(improvement)」のためにはなくてはならないことであり、そのことを1日の終わりに実行することこそが、この「ポモドーロ・テクニック」の神髄なのではないかと僕は思うのです。よくよく考えてみると、このように言っている書籍はたくさんありますが、「どのように実行するか」についてはあまり言及されておらず、精神論的な記述が多い中、シリロ氏が自己の経験と研究から導き出したこのテクニックはやり始めると、やり続けることが可能であることには価値があると僕は思います。
昨日、今日と「ポモドーロ・テクニックの5段階!」について書いてきました。
このBLOGを書きながら、このテクニックは実に考え抜かれた構造をしているということ、そして分けられたそれぞれが機能的に結びついて結果を残していると言うことに改めて感動しています。あなたにも1度チャレンジしてもらえるといいな!
今日も最後まで読んでいただき、どうも有り難うございました。
この記事があなたにとって有益な情報であれば、ますます嬉しいです。
Ciao☆彡
【あなたに読んで欲しい書籍】
・フランチェスコ・シリロ 著、斉藤裕一 訳:どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門(CCCメディアハウス)2019
【できれば原文にも目を通してみてください】
・Francesco Chilliro:Pomodoro Technique, 2006 ※PDFがDLできます!