【管理】学習のためのオススメ時間管理!(その1)ポモドーロ・テクニック

先日、以下のようなtweetをし、それに合わせてBLOGを書きました。

このtweetでは「勉強方法」のなかには「時間配分」の大切さもある!と書きました。

このBLOGの中で、「時間管理」について「ポモドーロ・テクニック」を紹介しました。今日は、僕も日頃から実践している、この時間管理術を詳しく説明します!
ちなみに、ポモドーロはイタリア語で「トマト」のことですよ!

世界中の多くのビジネスマンから支持を集めている「ポモドーロ・テクニック」は、30年以上前(1987年)に当時大学生だったフランチェスコ・シリロが考案した「25分+5分」の時間管理術です。シリロは僕が大好きなイタリアの人です!

勉強や仕事などのタスクを25分間続けた後に5分の休憩を取り、そのサイクルを最大4回続けるという時間管理術のこと。

日本では、『自分を操る超集中力』(メンタリストDaiGo著、2016年、かんき出版)で紹介され、広く知られるようになり、僕自身もこの書籍のおかげで実践するようになりました。また、時間管理にとどまらず、仕事の生産性や効率性の向上に関するビジネス書でもよく紹介されています。

まず、火が付いたのはIT関連業界だったとのこと。日々、締め切りに追われていたが、このテクニックを使うようになり、仕事がスムースになったとのこと!この触れ込みを新聞等が聞きつけ、実際に新聞記事として紹介されています。特筆すべきは、このテクニックは、ニューヨーク・タイムズハーバード・ビジネス・レビューなどで著明な新聞、ジャーナルで紹介されると、世界中を飛び回り、時間に追われるCEOなどのビジネスエグゼクティブや国際機関職員も実践するようになっていったとのこと…スゴイ!

ポモドーロ・テクニックの誕生

30年以上前の1987年、シリロは当時、大学生。家族との休暇先である、ローマ北方のストリという町で社会学の試験勉強をしていた。

「3冊の本を読まなくてはならないが、試験の日までもう時間は少ない。もうだめだろう。集中できない。どうしても気が散ってしまう…」

そんな不安と焦りの中、シリロは試験勉強をしていた。試験勉強をしたことのある人であれば、誰もが経験があることだろう。実は、その焦りを沈め、それまでに感じたことのない不思議な落ち着きを与えてくれたのが、「ポモドーロ」だった。

ポモドーロとはイタリア語で「トマト」のこと。シリロはトマト型のキッチンタイマーをセットし、時間を区切って試験勉強をしたのだ。

シリロは決して集中力とモチベーションが高い学生ではなかったとのことで、逆に弱い人間だと感じており、毎回試験勉強等ではスランプに陥り悩んでいたようです。

自分はいったい何をしているのか、時間を無駄にしているのではないか…

そこでシリロは「10分間、本当に身を入れて勉強をすることができるか」と自らに問い掛け、時間を測るのにトマト型のキッチンタイマーを使うことにしたそうです。

時間を区切って勉強する!



「ただそれだけ?」と思われるかもしれないが、限られた時間でタスクを終えた充実感と、時間内でやり遂げなくてはいけないという集中力の虜になったことが、シリロがその経験をポモドーロ・テクニックとして洗練させていくきっかけになったとのこと。

その後、シリロは「1ポモドーロ」についていくつかの検証を重ねました。現在では「25分」に設定されていますが、最初は「2分」から始めたらしいですよ。

1ポモドーロ」の適切な時間休憩時間持続可能な回数などを研究し続け、人間にとって最大限の生産性と効率性を引き出せる時間が「25分+5分」であることを突き止めました。それが集中力や意識を向上し、モチベーションを高め粘り強さにつながり、結果として生産性の向上になるとして世界中で支持を得ているとのこと。

ポモドーロ・テクニックの具体的な手順=6つのステップ!

ステップ1:実行するタスクを決める。
ステップ2:タイマーを25分に設定。
ステップ3:タイマーが鳴るまでタスクを行う。
ステップ4:タイマーが鳴ったら作業を終了する。

     「今日やること」シートにチェックマークを付ける。
ステップ5:5分間の休憩を取る=脳を休ませる。
     深呼吸したり、コーヒーを飲むなど、仕事とは関係のないことをする。
ステップ6:ポモドーロを4回した後に長い休憩(20〜30分)を取る。
     次のポモドーロで新しいタスクができるように完全に脳を休ませる。

ちょっと長くなりそうなので、今日はここまでの紹介&説明で終了しますね。
上記した「6つのステップ」については、別の機会に書かせてもらいます。
明日かければいいなぁ…

僕も実際に4年間このテクニックを使って効果を出しています!

心からとても効果が出ていると感じます。昨年は仕事内容としては少しペースダウンでしたが、突発的に入ってきた書籍の分担執筆依頼をさっと引き受けることができました。これは、締め切り期日からの逆算で決定しましたが、実際に書き始めるまでに、「イメージ作り」「情報収集」をして、「下原稿書き」「本原稿書き」とこのテクニックでプラン通りに書き上げ、締め切り日前に入稿しましたよ!
僕はリハビリテーション・セラピスト養成校で教員をしていますが、日々の授業の準備もこのテクニックが大いに役立っています。もちろん。実際の授業にもこのテクニックを取り入れています。そんな話も次の機会にしますね!

今日も最後まで読んでいただき、どうも有り難うございました。
今日の話題も有益な情報となればとても嬉しいです。

【参考書籍】
・Francesco Cirillo:The Pomodoro Technique : The Acclaimed Time-Management System That Has Transformed How We Work, 2018
・Franceso Cirillo、斎藤裕一(翻訳):どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門(CCCメディアハウス )2019
・メンタリストDaiGo:自分を操る超集中力(かんき出版)2016

投稿者: コージーニ先生

リハビリテーションセラピストです。現在までに約15万人の患者、その家族及び学生と保護者とかかわりを持ってきました。その経験から患者とその家族&子どもたちと学生たちとの人生に寄り添って感じたこと、学んだことの中から「過去の僕」に知っておいてほしいコト&「未来のみんな」に伝えたいことを呟きます。 著作や詳しい活動履歴はこちら→ https://kojini'sblog.com/about

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